最大250万円の補助金がもらえる小規模事業者持続化補助金(11月5日受付開始)は申請の3カ月前から準備が必要です

 今日は、最初に私が第19回 小規模事業者持続化補助金 を申請し採択された話から、この補助金を申請するにあたり気をつけたい点などを解説し、次に私が行うこの補助金の申請サポート業務についてのお話をします。

 来期の補助金申請は11月5日から受付開始です。まだ時間があると考えてしまいがちですが、創業枠や加点を取るためには、今から準備しておく必要があります。

 そのことについても最後の方で言及しようと思います。

 最後まで読んでいただければ、小規模事業者持続化補助金申請のおおまかな概要が分かる内容となっております。


<小規模事業者持続化補助金でもらえるお金>

 一般枠で上限50万円(補助率は2/3)

 創業枠で上限200万円(補助率2/3)

 一般枠でもインボイス特例を使えば、上限額がさらにプラス50万円。

 合計100万円

 さらに賃金引上げ特例を使えば、上限額はさらにプラス150万円。

 
 一般枠であっても最大で250万円の補助を受けることができます。


 つまり、250万円もの返さなくてよいお金が得られるということです。

 ただし、採択の道はかなり厳しいのが現状です。
 

まずは私の実績から


 今回、私が経営する石鹸販売店の石鹸を10月の展示会へ出展するにあたり、第19回 小規模事業者持続化補助金を申請してみました。

 私自身のケースですが、おおよそどんなことに気をつけなければならないか概要だけでもつかめると思います。

 


補助金申請のいきさつと採択・交付決定


 第19回 小規模事業者持続化補助金、7月29日の採択通知を受け、申請の修正や見積書の提出を経て、8月14日、ようやく交付決定となりました。

 今回は10月の展示会の出展費用を賄うための補助金。

 採択が決まっても、交付決定までは契約も発注もできません。

 “4月30日の申請締め切りから10月の展示会まで期間が5カ月あるので、だいじょうぶだろう”

 そう考えていました。

 でも、実際は、採択に3カ月近くかかり、採択後もすぐに交付決定がおりるわけではなく、8月14日に交付決定がおりました。

 ブース装飾申込の締め切りが8月21日なので、危なかったです。

 一般枠のため、補助金の金額は上限50万円。私が交付決定をうけた金額はおよそ40万円。

 40万円が補助されるのはとてもうれしいです。

 今回、自分の店舗の補助金申請をしてみて感じたことを書いてみます。

 


補助金申請は余裕をみて


 私の最大の誤算は、

 “採択から交付決定までは数日で可能だろう”

 と考えていたことです。

 申請時に、およその採択時期は分かっていました。

 そのため、7月下旬で採択判定がおりることまでは想定済みでした。

 採択ということは、補助金を出すことは決まったのだから、あとは手続きの問題だろう。

 それがどっこい。

 見積書を出しても、連絡が来ない。

 ネットで調べたら、採択から交付決定まで、平均1カ月から1カ月半も待たされるとのこと。

 ブース装飾の申し込み期限が8月21日。とても間に合いません。

※ブース装飾とは展示会の会場にブースを設営することです。契約にはブースの撤去も含まれます。展示会では、出展料を払っても、ただ場所を貸してくれるだけです。ブースは自分で専門の業者に申し込み、業者に設営と撤去をしてもらわなければなりません。

 そこで、私は、東京にある補助金の事務局へ電話をかけました。

 事情を話したところ、翌日には見積もり不備のため差し戻し。

 再提出後、再度、差し戻し。

 今回はガンガン電話で催促。

 そしてなんと、最初に電話で催促してから5日で交付決定が出ました。

 行政全般に言えることですが、しっかり自分の事情を伝えれば、それなりに対応してくれます。

 今回、私は補助金申請から補助金を使う事業の開始まで5カ月しか期間をみていませんでした。

 展示会出展のように事前に締め切りがある企画に申し込む場合は、申請から事業開始まで1年は期間をみておいた方がよいです。

 


私が出展する展示会の費用


 今回、私が出展する展示会は、10月7日から9日にかけて東京都江東区の東京ビックサイトで開催される「ライフスタイル Week TOKYO 秋 国際雑貨EXPO」です。

 地元の信用金庫や官公庁、同業者団体が開催する展示会は、出展料が5万円から10万円程度です。

 一方、東京ビックサイトで開催される大きな展示会は、一番小さなスペース(2.7m×3.0m)であっても、50万円ぐらいします。

 出展料だけでも、めちゃくちゃ高いです。

 でもこれは場所代だけ。

 ブースを設営するのに、業者に頼むと、一番小さなブースでも20万円から30万円します。

 さらに、展示パネルの作成や販促チラシの印刷などをし、東京に滞在するための旅費を入れると、全部で120万円ぐらいになります。

 中古車1台分の費用です。

 とても高いですが、数社、取引先ができれば、十分採算がとれます。

 一方、1社ともつながれなければ、丸損です。

 それが、東京で開催される大きな展示会の特徴です。

 だから、ブースにしても展示パネルにしても、お金をケチることができません。

 


出展料は豊橋市の補助金を利用しました


 豊橋市には豊橋市販路開拓支援事業費補助金という補助金があり、小規模事業者なら上限40万円、補助率2/3で補助を受けられます。

 この補助金は展示会への出展料に特化した補助金のようです。

 市の補助金のよいところは、申請すれば、確実にもらえることです。 

 知らない人が多いのでもう一度言います。

 市の補助金は補助金とは言いますが、助成金に近いです。審査は、ただ、ちゃんと事業をしているかを証明するだけです。

 申請すれば、確実にもらえます。

 しかも、この補助金は事後申請なので、資料をなくさずとっておけば、それでだいじょうぶ。展示会が終わってから、市役所で手続きをすれば、担当課長の決裁が降り次第、補助金が振り込まれます。

 ただし、1事業者につき1年度に1回と決まっています。

 この展示会の出展料は約50万円(最小ブース)ですが、10万円ほど商品案内を目立たせるためのオプションをつけたので、全部で60万円。

 3分の2補助で、上限額の40万円をゲット。

 私の支払いは20万円です。

 こちらは事後申請OKなので、4月、展示会を主催するRX Japan 合同会社へ出展を申し込み、出展料60万円を支払いました。

 

他の費用を小規模事業者持続化補助金で申請


 出展料を除いた以下の費用を小規模事業者持続化補助金で申請しました。

 ブース設営費30万円、壁紙画像作成と販促チラシ作成などに20万円、旅費宿泊費に10万円。合計60万円。

 小規模事業者持続化補助金は、しっかり勉強し申請書を作成しても、申請者の半分程度しか採択されない厳しい補助金です。

 私は、採択されたため、60万円の費用の内、40万円を補助金で補助してもらえることとなりました。

 

ダブル補助金利用で出費を1/3に抑えた


 今回、小規模事業者持続化補助金を受けることができたため、全体の費用を1/3におさえることができました。

 展示会出展費用の合計   120万円
 ・豊橋市の補助金      40万円
 ・小規模事業者持続化補助金 40万円
 ・自己負担         40万円

 ただし、一旦は自分で全額払わなければならないので、120万円は手元に必要です。

 

後から気づいたその他の費用


 小規模事業者持続化補助金(一般枠)では、50万円が補助の限度額のため、75万円の出費までは補助を受けることができます。

 私は60万円の出費で40万円の補助を受けるため、まだ10万円、補助枠があります。

 後で試算したところ、出費は60万円ではすまなかったです。

 今回の補助金申請では、事前のPR活動費と招待状の郵送費を申請していなかったからです。

以下、後から気づいたその他の費用をあげてみます。

1)商工会議所広報誌へのチラシ折り込み費用 合計82,000円

 9月1日発行の商工会議所広報誌へのチラシ6,000枚の印刷料16,000円。折り込み費用が66,000円

2)招待状の送付料 100通、11,000円

 来場して欲しい店舗への招待状送付を忘れていました。

3)来場を促すチラシの制作費用 55,000円。

 これだけで、おおよそ15万円。


 これらの費用をたすと、費用の総計が75万円になり、補助金50万円の上限近くがもらえます。

 補助金を申請しようがしまいが、どの道、かかってしまう費用。

 申請後、申請費用を削ることはできても、増やすことはできません。

 これらの費用も申請しておけばよかったです。

 

小規模事業者持続化補助金の申請について


 おおよそ採択率は40%代後半。第19回は47.2%でした。

 でも、これらは専門家が携わってこの割合であり、専門家を通さず、自分で作成して通った割合がどれほどかは分かりません。

 ただ、言えることは「公募要領を隅から隅までしっかり読み、補助金申請の書き方を勉強し、その形式に沿って書かないと、採択は得られない」ということです。

 はっきり言って、最初は頭がクラクラします。

 おそらく、ほとんどの人が専門家からのサポートを受けるか、専門家に代理申請してもらっているのではないかと思います。

 例えば、こんな感じに書けないと、アウトです。

画像

小規模事業者持続化補助金【経営計画書】記載例(某理容店の事例)豊田商工会議所より


 また、年々審査が厳しくなっているため、以下の加点を申請しないと採択されにくいです。

【重点政策加点】

①赤字賃上げ加点

②事業環境変化加点

③東日本大震災加点

④くるみん・えるぼし加点

【政策加点】

①賃金引上げ加点

②地域創生型加点

③経営力向上計画加点

④事業承継加点

⑤過疎地域加点

⑥一般事業主行動計画策定加点

⑦後継者支援加点

⑧小規模事業者卒点加点

 これらの中には事前に資格を取得しておかなければならないものもあり、とても複雑です。

 でも、どんな事業でも、探せばなんとかその加点に持っていける事柄があるのですが、それがなかなか分からないです。

 少しでも定義から外れれば、アウトになってしまいます。

 また、賃上げをするとして、それができないと、補助金全体が採択取り消しになってしまいます。

 

専門家に頼んだ場合の費用の相場


 自分で勉強して申請する場合、勉強の補助をしてくれる教材の相場はおおよそ2万円です。

 中小企業診断士など、コンサルに相談した場合は、本当にピンからキリまで。5万円ぐらいはかかると思います。

 現在、補助金関連の書類作成ができるのは行政書士だけです。

 行政書士に申請サポートを依頼した場合、行政書士への報酬は、おおよそ補助金額の10%+消費税から15%+消費税ぐらいです。

 ただし、手付金5万円、手付金を含む最低報酬金額を10万円から20万円ぐらいに設定している行政書士の先生が多いです。

 そのため、今回、私が応募した小規模事業者持続化補助金では、採択時、補助金額40万円なら10万円と、4分の1を行政書士の先生に払うこととなります。

 一般枠では、50万円だったとしても、その5分の1を報酬として行政書士の先生に渡さなければなりません。

 報酬は10分の1と言っても、実質、5分の1や4分の1になってしまいます。

 そのため、多くの行政書士が、創業枠(補助金上限200万円)や、一般枠でも、インボイス特例(+50万円)や賃金引上げ特例(+150万円)をつけることで、100万円から250万円の補助金額にし、その10分の1の金額を報酬として受け取っています。

 補助金の申請はとても難しいです。多くの資料をそろえ、毎回変わる公募要領を隅から隅まで読み込み、完全に理解する必要があります。

 それらの手間を考えれば、それも仕方のないことです。

 行政書士は書類作成をしている間も、事務所の家賃もかかれば光熱水費も発生しています。

 おそらく、最低報酬の10万円+消費税をもらっても、仕事としては、かなりきついでしょう。

行政書士である私からの提案 


 第20回 小規模事業者持続化補助金の申請受付が、11月5日から始まります。

 “まだ先” と思われるかもしれませんが、創業枠や加点を取るためには、申請に必要なライセンスがあるため、今から準備が必要です。

 今回、私は、最低報酬額を5万円(手付金を含む)+消費税とし、手付金2万円、手付金を含む報酬を補助金額の10%+消費税、採択が得られなかった場合は手付金から実費のみ差し引きお返しする形で、申請サポートを行いたいと思います。

 普通の行政書士では、補助金の代理申請業務を10万円以下で受注することは難しいです。家賃も光熱水費も報酬から出さなければならないからです。

 この金額で申請の代理をお受けすることは、私が行政書士を副業でやっているからこそできることです。

 

 ただいま、すでに創業枠での申請代理の仕事を頼まれており、今後、さらに依頼者が増えると思われます。

 私がサポートできる件数は限られているため、枠が埋まり次第、終了となります。

 いつまでこの提案を続けられるかは分かりません。

 その点はご了承ください。

 

 愛知県および静岡県西部の事業所の方へは、会社への訪問、喫茶店または当事務所での打ち合わせで対応させていただきます。

 それ以外の地域にある事業所の方へは、メールでのやり取り、Zoomでの面談で、お願いします。

 報酬は成功報酬です。もし採択が得られなかった場合は、手付金2万円から実費を差し引きお返しします。

 行政書士は大勢いますが、店舗を経営している行政書士はそこまで多くないと思います。

 他の行政書士では見落としがちな現場の状況を反映した申請を作成し、できる限り多くの費用で補助金が得られるようにもっていきます。

 お客様が私へ報酬を払っても十分お得感を持っていただけることを常に心がけます。

 

 無料相談の申し込みはお問い合わせ先からお願いします。

 相談は無料です。お気軽に相談いたければ幸いです。

※当事務所では、闇雲に補助金申請を勧めません。補助金申請をすることで本人が損をしてしまうケース(採算の合わない事業計画)や、当事務所が状況から見て、補助金を申請しても通る確率が低いと判断した場合、申請代理業務をお受けできないことがございます。その点はご了承お願いします。